丹舟とは
僕は1歳半のときに、ステージ4の小児がんを患いました。
治療を終えて、その後サッカー選手になって、海外でもプレーしました。
でも、自分の中にはずっと、
「病気をしたから仕方がない」
という感覚があったんです。
体力が続かないのも、
ある一定の心拍数になると苦しくなるのも、
「小さい頃に病気をしたから、しょうがない」
そう思っていました。
そして33歳のときに、小児がん治療の晩期合併症で腸閉塞になりました。
そのとき、
それまで自分が積み上げてきたものが、
一瞬にしてゼロになったように感じました。
そこで改めて、自分の身体と向き合うようになったんです。
小児がんを経験して、治療を終えて、その後の長い人生を生きる中で僕が知ったのは、
身体は、“治った”だけでは終わらない。
ということでした。
じゃあ、この身体とこれからどう生きていくのか。
そう考えて、自分の身体についてもう一度学び始めたときに、僕が辿り着いたのが「呼吸」でした。
呼吸って、生まれた瞬間からずっとしているものですよね。
あまりにも当たり前だから、普段は意識することもない。
でも、その当たり前の呼吸を見つめ直していくと、自分の身体の状態が見えてくる。
そして僕の場合、変わったのは身体だけではありませんでした。
「がんだったから仕方がない」
「体質だから仕方がない」
「DNAだから仕方がない」
そうやって、できない理由を探していた自分に気づいたんです。
呼吸をコントロールすることで、一度立ち止まれる。
今、自分はどういう状態なのか。
本当にできないのか。
別の見方はできないのか。
そうやって、自分自身を少し離れたところから見られるようになりました。
僕は、呼吸を変えればすべてが変わるとは思っていません。
でも、呼吸に意識を向けることで、自分の状態に「気づく」ことはできる。
気づけば、捉え方を変えることができる。
捉え方が変われば、次の選択を変えることができる。
だから僕にとって呼吸は、
自分が生まれ変わるための「ヒント」をくれたもの。
そして今も僕は、
人生の土台である「呼吸」を、見つめ続けています。
丹舟呼吸研究所
呼吸師・丹舟

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